信州大学 自転車競技部

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全日本学生選手権個人ロードレース@西部

距離140km、28周
参加人数141人

結果 23周でDNF



目標は完走。それを目指した立ち回りをすると決めていた。なんせ140km、4200mupなんて練習でも走ったことなんてないので今回のレースでは未知の領域に足を突っ込むことになる。序盤から逃げに乗ってみようとか考えたけどあまりに無謀な賭けだし、全国レベルのレースで逃げに乗った経験もないのでやはり集団の中でうろうろするしかないかと。もう三年生で全力で競技できるのはおそらく今年で最後なのでやっぱり全国のレースで完走という結果がほしかった。


前日

雨の予報は変わらず。雨のレースは不安要素が多いが出来るだけ考えない。二号橋手前で落車が発生してそれに巻き込まれて‥なんてイメージが時々脳裏をよぎる。それほど雨のレースは憂鬱。晩飯と風呂を済ませて月曜日1限目にある中間試験の勉強を1時間ほどして11時半に就寝。


当日

会場は雨がぱらぱら降っており風も強い。覚悟を決めてスタート位置に並ぶ。とにかく落車だけはしたくない。雨は本当に嫌い。ネガティブな感情が次々に浮かび上がっていく。



ここからレースの内容だけど自分はレース内容をあまり覚えていない人間なので周りの証言やSNS情報と照らし合わせながらかすかな記憶を元に書いていきます(笑)。間違っていたらごめんなさい。


1周目:安定のクリートキャッチミスで気がついたら集団最後尾。まあいつものことなのであまり気にしない。路面がウエットなのでやはり下りではみんな慎重になっている。カーブ手前では結構スピードが落ちた。

2〜4周目:序盤から逃げが形成されており2周目完了時点で先頭との差は45秒。逃げを追いかけるためのペースアップがなかなかきつい。アップ時間ゼロで雨のせいで体が冷えているので脚が動かない上、最後尾にいるので頂上付近でのインターバルで地味に脚が削られる。前に上がらないといけないのはわかっているのだけどなかなか前に上がれない。いつまにか4周目で逃げが吸収されていたみたい。後ろの方にいるのでかんけいねーや。

6周目:二号橋前の下りで集団の左側が空いていたのでごりごり踏んで一気に集団真ん中あたりまで順位を上げる。あまり下りでリスクのある行動はしたくないのだが登りで脚使いたくないので仕方ない。

7〜11周目:集団に大きな動きはなし。集団はゆっくり進み、先頭から徐々にタイム差を広げられて2分半まで開いた。このあたりから脚が回り始めて楽になってきた。前回は補給をほとんどしなかったので8周目でパワージェルを消費し、ボトルも受け取った。まだ先は長いので補給をミスると取り返しのつかないことになる。

12周目:いきなり雨脚が強くなる。ホームストレートでは前からの雨と後輪から飛んでくる水しぶきで前が見えない。そこからの下りではブレーキ面の水を落としても路面の水を巻き上げ続けるのでブレーキがほとんどきかず前に突っ込みかけた。キシリウムにしておけば良かったと後悔した。全然ブレーキがきかねえ!前から焦げ臭いにおいがする‥。めちゃくちゃ怖くて落車が起こりませんようにと祈りながらカーブを抜けたが、安心する間もなく集団が強烈なペースアップ。集団後方では中切れが起こり、何人か消えたのかな。寺尾もそれでいなくなる。前の方にいて良かったわー。

13〜17周目:12周目のペースアップのあと集団は落ち着いて団子状態になるまでにペースがゆるみ、一時サイクリング状態に。あいかわらず雨は強く、落車の恐怖が消えない。むしろ団子状態になって密集したせいでより怖くなった。まだこれで全体の半分程度の距離。補給で受け取ったパワージェル2本を口に流し込み後半戦に備える。

18〜20周目:17周目あたりで先頭と4分の差がつき「先頭より7分遅れた場合足切りにする」とアナウンスがあった。このままでは本当に足切りもあり得るので集団の頭にでて、強豪校の動きを見ながら様子見。するとやはり明治がアタック。集団は逃げを許さず追いかけて捕まったらペースを緩める。その後、明治と早稲田のアタック合戦が続いた。疲れるからつきあいたくないけどそうも言ってられない。集団から離れたらレースは終わるのだから仕方ない。

21〜23周目:秀峰亭を過ぎてからぐるっと回ってすぐの登りで、ガシャ、スカッ。ペダルが空転して進まない。おいおいここでチェーン落ち!?集団は一瞬で消え去って見えなくなり焦りまくる。やばいやばいやばいやばい落ち着け落ち着け!焦りすぎてチェーンがはまらない。直すのに時間がかかって全力で集団を追いかける。レース後半のペースアップのために溜め込んでいた足をこんな形で爆発させることになるとは‥。何秒遅れているのか知らんけどとにかく踏みまくる。集団からこぼれた人をかわしながら追いかける(千切れたやつ知り合いばっかりやんけw)。1周かけて踏み続けて集団のケツが見えるところまで縮めたがどうやら集団もペースアップをしていたらしく、また集団が視界から消えて脚がなくなり完全に心が折れた。集団がペースアップしてたらそりゃ追いつかんわな‥。悔しさでいっぱいで一人ふらふら走っていたら自転車を降りろとの宣告を受けて僕のレースは23周で終わりました。その後2分くらいしたら先頭集団が来て僕の横をかすめていきました。もう次元が違うし、僕なんかがいたら許されない世界なんだろうな‥。



まさかのチェーン落ちでDNFという非常に残念な結果となってしまいました。体力の限界で千切れたのならああ力不足だったんだんだなと受け入れることが出来るが自分の力量を測ることも出来ずに自転車を降りることになるとは本当に悔しい(自分がどれだけ走れるのかを知るレースでもあった)。でもこれだけの悪条件で落車がなかったことには一安心。レースの結果よりも落車がないことの方が重要。今回のレースで(全体的に)落車がなかったことは本当に良かったと思います(補給地点で後輪にあたって落車した人もいたけど‥)。


今回当日朝早く出発し、激しい雨のなかサポートしてくれた方々ありがとうございました!


さて次のレースはツールド美ヶ原。年代別優勝を狙っているので頑張りますよ!
目標は1時間7分。去年膝の故障で全然乗れていなかった状態で1時間10分40秒
なんで3分くらい縮めれるでしょう(笑)。そんなに甘くないか。でも去年と比べて全体的な脚力は向上しているので本気で狙いに行きます。チャンピオンジャージ、ゲットするぜ!