信州大学 自転車競技部

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修善寺〜乗鞍 オオモリ

5,6月のレースでDNF芸人と化していた大森です。今年入ってから全日本学生選手権までの間、去年と比べて練習量が体感1/3以下なんで当たり前といえば当たり前。同期間で、合宿があった週以外で300km超えたのは5月28日〜6月3日の1週間だけです。レースがある週とはいえレース合わせて200km走ってない週とか普通にあってビビります。


修善寺(5月20日)
10周(50km)/20周(100km)でDNF


美山(5月27日)
2.5周(25km)/7周(70km)でDNF


全日本学生選手権(6月10日)
8周(40km)/28周(140km)でDNF
今年2回目の修善寺。前日の体重測定59.8kg。


ツール・ド・美ヶ原(7月1日)
チャンピオンクラス 27位/51人(内2名DNF)
Time 1時間14分49秒447
前日の睡眠時間2時間30分。朝飯後の体重57.7kg。最初の激坂の直線を全力でついていったため、直線が終わったところで脚が終了。


白馬クリテリウム(7月28,29日)
1日目 ポイントレース class2B 10位/11人完走29人出走
2日目 ロードレース class2B 14位/16人完走38人エントリー
両日ともいつも通り最後尾スタート。今年は完走したのが飯山の一回だけだったので、インカレ出場のため完走を絶対条件に走った。


マウンテンサイクリングin乗鞍(8月26日)
チャンピオンクラス 69位/260人
Time 1時間5分39秒624
前日の体重57.8kg。特に体重も落とすこともなく参戦。8月31日の朝食前に計測して52.9kg(大学入って54kgより軽くなったのは初)まで落とせていたので、もう少し落としてから行くべきだったのかなと思うが、インカレの方が重要度が高いので良しとする。


前回のブログで春休みにモチベーションが戻ったみたいなことを書いた気がするが、どちらかといえばそろそろ乗らないとやばいみたいな感じで周りのやる気に乗っかっていただけであった。ほとんど練習してない状況での19号練は本当につらかったが、連れ出してくれた熊野には本当に感謝している。5月20日修善寺後、6月1日からインターシップの応募が始まることもあり自分の今後などについて色々考え、競技部内で一番やる気がないといっても過言ではないほどやる気皆無オブ皆無状態だし、こんな苦しいのになんで自転車なんかに乗っているんだと思ったし、初期の初心者仲間の生き残りの片割れであるなかのくんが引退を口にしたこともあり自分はどうすべきか迷ってしまった。でも、美山はともかく修善寺全日本選手権と小林が厳しいレースの中走り抜いてみせた。自分と同じ大学スタートで、自転車を始めて1年ちょいの小林がである。(初心者なのにギアが38×25までしかなかったせいかもしれないが)入部当初は登りの才能なんか微塵も見せなかった小林が、今では自分より速く登っている。その姿に魅せられてしまった。あの真っ直ぐな背中に勝ちたいと思ってしまった。昨年の5月の修善寺で昇格してから目標を見失い、9月の山形村が終わってから完全にやる気をなくして暗闇の中をさまよっていた自分には充分すぎる光であった。もう一度自転車に向き合おうと思わせてくれた。とても感謝している。ありがとう。

5月11日の部ミーティングでなかのくんが口にした表彰台に上がるという目標は、急に今年の目標を言えと言われたから適当に言ったことなのかもしれない。自分も急に言えと言われて、自分の今置かれている状況も考えず山形村でクラス1に上がりますと適当なことを言った。でもクラス1に上がりたいというのは本心である。去年北澤さん以来のクラス1を期待してくれた人たちがいたのに、その期待に応えるどころかどんどん低迷していってこのざまである。今では小林が北澤さん以来のクラス1を期待されている。本人は謙遜しているが、そのうち小林はクラス1に上がるだろう。自分も来年の修善寺オープンで昇格するつもりである。なかのくんが本当に表彰台に上がりたかったのかなんて分からないけど、自分の好きなことですら一生懸命になれないやつがこの先いったい何で一生懸命になれるのか、と俺は思う。一生懸命頑張った結果が今までのレース結果だというのなら何も言わないし、本当は自転車が好きじゃなかったというなら何も言わない。でも、もしそうじゃないならもう一度自転車に、自分に向き合うべきだと思う。レースだけ全力で走るんじゃなくて、自分の目標に向かってそれに値するだけの努力を今までしてきたか見つめなおしてほしい。なかのくんの家庭の事情なんて知らないし、公務員講座がどれくらい忙しいのかなんか知らない。勝手なこと言ってんじゃねーよと思うかもしれないけど、それでもあえて言う。「このままでいいの?」と。勇気を出して踏み出した一歩が自転車を辞めるという選択だったならいいけど、逃げだした一歩だったならきっと後悔する。なかのくんが知っての通り自分は一浪しているけど、言い訳やないものねだりばかリで弱い自分を認めることができず親のせいにして逃げていた自分には必要な一年だったと思っている。浪人時代に自分を見つめなおすことができた。自分に何ができて何ができないのか、何がしたいのか、自分はどういった人間なのか、などいろいろなことを。まだ競技を続けている3年生はみんなクラス2だし、初心者同然まで落ちている自分が今更復帰しても邪魔になると思っているなら、大丈夫。本気でするつもりがないなら邪魔だけど、本気でやりたいと言うのならいくらでも待つ。なかのくんは友達だから、いくら迷惑をかけられても構わない。後輩を先に行かせて、自分一人だけでも待つ。自分は老害だと言い訳して逃げるな。一人で踏み出すのが怖いなら隣で支えてやる。一人じゃ走れないというなら568練の後であろうとヒマであれば一緒に走ってやる。実際になかのくんがインカレに出れたとしても一緒に走れるのは最初の一瞬かもしれない。それでも他の誰でもないなかのくんと一緒にインカレに出たい。公務員になるのは何年か遅れてもなれるけど、インカレは来年が最後。他人より1年や2年遅れることなんて恥じる必要はない。何かに一生懸命になれるなら、いつでもその差は埋められる。それどころか超えていけるはずだ。きっかけなんてなんでもいい。バカの夢に付き合ってやるかでも、就職のときに大学で一番頑張ったことに対するネタでも作るかでも。表彰台に上がるが一気にインカレ出場まで伸びているが、今からもう一度始めてなかのくんの武器である軽さを生かせるレースは新しいレースが追加されない限り来年の修善寺しかない。それすなわち表彰台=インカレ出場である。来年の修善寺まで8.5カ月、来年のインカレまで1年。まだぎりぎり間に合う。

今年のインカレは来年のインカレで結果を出すために、インカレを完走するということがどういったものなのかを経験しておきたいくらいにしか思っていなかったけど、なかのくんの心に響くように全力で完走するつもりである。7月の後半にやっと去年の自分とのギャップが埋まったばかりの自分にどこまでできるかなんか分からない。ましてや、レースで100km以上すら走ったこともないのに174.2kmなんて距離を走る切れるかなんて分からない。正直怖いけど、大丈夫。頼りになりすぎて困る後輩もいるし、きっとなかのくんやいろいろな人が全力で背中を押してくれる。死に物狂いで完走するからみててくれ。