信州大学 自転車競技部

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トラック新人戦 兼平

ケイリン出場

最後まで1kmTTとケイリンのどちらにするか迷っていた。入賞狙うなら1kmだが、今後のことを考えれば、経験は早い方がよいということでケイリンにエントリー。急ピッチで堀江さんや阿部に教わりながら走り方の練習をした。そんなこともあり、一本走るまではめちゃくちゃ緊張したし、何か起きやしないかと不安だった。
 冷静に良く動けたとは思うが、今後の課題はたくさん見えた。今回最も重視したのは自分の走行ラインを確保し続けること。前と右側を塞がれる状況では身動きが取れないため、そうなる前に対策を打つ。最低限ではあるがこれはかなり重要だった。

予選 4位
中大の東矢圭吾と同じ組。他のメンバーを考えれば、ここで上がるのは到底無理だろうなと。
3番手出走、様子をうかがっていると、後ろから日大二人が被せてくる。ここで一緒に前に上がってしまえば良かったのだが、気付くのが遅れた。思い切って最後尾まで下がり、外側から上がっていく。物は試しにと、バンクを利用してそのままかけるが、やはり相手が相手、すんなり合わせられてしまう。日大の前にも出れず、外を回らされ終了。
あの方にこっち見られたときは怯みましたわ。

敗者復活 2位通過
2番出走、順番的に前に走力のある人が固まった感じ。順当にいけば通過できるはずなので、1番の法政を徹底マーク。ライン確保しながら最終周を迎えるが、ホームで後ろから上がってくる人が見えたため、自分もかける。自分から動く展開になってしまい、後半若干失速したが、あの動きは間違いではなかった。後から分かったことだが、スプリントがかかった瞬間に3人に絞られたので、そんなに踏む必要はなかった。

1/2決勝 5位 (実質6位、降格により)
6番出走、通常の展開なら5番手日大が動いてくるはずなので、それに便乗して前に上がろうと考えていたが、いつになっても全く動かない。残り1周のところで見切りをつけ、自分で動くべきだった。そこで上がらなかったために、最後尾でスプリントがかかってしまいお手上げ。

勝つためには、スプリント力はもちろんだが、なんといっても展開を見極める力が圧倒的に足りない。どの番手出走でも、スプリントのかかる時点でどこに位置取っているかが本当に重要。まあこれは経験を積むしかないんだけど…。
今回は想定していた動きができたから第一段階、最低目標はクリアかな。一瞬で終わってしまう競技ではあるが、走っていて本当に楽しかった。
この冬、何のためにトレーニングするかは決まった。もうケイリン、1kmに絞った方がいいでしょう。
(こうなるとインカレ時の団抜きメンバーが枯渇するので誰か来てください。)