信州大学 自転車競技部

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OBのブログ(続き)

今年のスタートはローリングではなかった。
てっきりローリングだと思って毎年恒例のシクロクロスのようなスタートダッシュを決めたが、勘違いだったようだ。


例年のパターンだと3人ぐらいの少人数スプリントとなるものだが、今年はペースがやたらと遅い。
僕自身少人数でスプリントフィニッシュを望んでいたので、ふらっと前に出て、コーナーで見えなくなった瞬間に全開で踏んで抜け出しを図るなど、姑息な手段&姑息な手段で抜け出しを試みた。
しかし、2人ぐらいついてくるのはいいのだけれど、上手く協調できずペースが落ちてしまう。
そして追いつかれるの繰り返しを何度か繰り返した。


駒澤の渡辺君の表情を見ると、超余裕そうであった。
悔しかったので僕も渡辺君を通り過ぎる時は時は超超超余裕そうな顔をしてやった。


3周目の上りで渡辺君がペースを上げて、僕と小段さんと3人の先頭になった。
しかし、これで1周ぐらい踏んで回せば確定的になるだろうと思っていたのだけれど、また平坦でペースが落ちる。
僕は追いつかるんじゃないかと不安になるほど落ちたのだが、結局ジュニアに2人追いつかれただけで成年に追いつかれることはなかった。
後に僕は悟った。
なんや、メンバーの実力を測り切れてなかったのはおれのほうやんけ、と。


相変わらず、渡辺君は余裕そうである。
息が切れてない。
小段さんはかなりきつそうであるのにペースが上げてもついてくる。
ちょっと三味線だと思ったので警戒は外さなかった。


このままだとスプリントになる。
スプリントになれば自身があったので、残り2周の間ぼくは拳王になった気分であった。
ならば僕のジャイアントは黒王号!
ぬははは、貴様らぞひねりつぶしてくれるわ!!


3人のグループでは、トンネル前で種目がスプリント競技に変更になったりぐらいで面白い事は特になく、先頭でスプリントへ。
残り150m。
渡邊君が仕掛ける。
反応する。
僕のかかりが悪い。
ぬうううううううううううう。



そして負けた。
渡辺君はケンシロウであったのだ。


わが生涯に一片の悔いなし!!