信州大学 自転車競技部

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全日本学生個人ロードタイムトライアル 兼平

大学に入って本格的に競技を始め、わけもわからず「自分の力がわかるかな?とりあえず出てみよう」と思って出た個人TT。はるばる地元埼玉へ。現地に着いてみるとこの時期としては珍しい北寄りの風がかなり強く吹いていた。国体予選と同じ要領かと思っていたのだが、しっかり要項を読んでおけばよかった。学連の制約の多さに驚いた。安全ピンを忘れて借りたり、反射テープをつけてもらったり、DHバーがわずかに規定より出ていて下げたり、いろいろごたごたがあって先輩の時間も奪ってしまったし、自分のアップ時間もほとんど失くしてしまった。わずかな時間で少し足を回すが、走ってみると予想以上に向かい風が強く、40mmリムを履いているのに30km/h出すのが精いっぱいと感じた。

向かい風15kmだけ耐えることを考えスタートを切った。なるべく無理をしないよう、軽めのギアを選び110rpmくらいで回すが踏まないと進んでいかない。空気抵抗をなくすために、できるだけ体を縮めて走ろうとはするが、辛さからか速度や走行距離などのデータの方が気になり、気づいたらサイコンとにらめっこしていた。10km走ったころには既に相当疲弊していたが、10kmから15km折り返しまで進行方向が若干変わり、真正面から風が当たらなくなったおかげで少し速度が上げられた。ようやく折り返し地点が見え、向かい風地獄から解放される嬉しさからか、ここでゴールするかのような感覚でコーナリングし加速するがここで左ふくらはぎに嫌な感覚。足がつり始めた。ここでペダリングをやめるわけにはいかず、なるべく余計なところに力を入れないように回していたが、ついに残り10km手前でつった。ここでのロスはかなり痛い。数百メートル足を止めたために速度は34km/hまで落ち、その後数キロは本気で回せなかった。しかし暫く足を休めたおかげで復活し、残り7km程は50km巡行。スピードを上げていき、ゴールラインを通過した直後サイコンを見ると64km/h出ていた。後でデータを見て、「まだ足あんじゃねえか」とは思ったが後の祭り、当時は限界だったのだろう。

結果50’50”641 AVG36.8km/h 大きな反省点はまず余裕をもってアップすること。そのために事前にしっかり準備しておくこと。準備不足で慌てるのは今回限りにする。他は練習を積むしかない。様々な条件に応じてどのギアを、どれくらいのケイデンスで、どの程度の心拍数で走ればよいのか練習をしていく上で見極め、良い方向へ引き上げていきたい。

また今回気になったのが自分の心拍数だ。安静時が人より低いわけでもないのに、平均、最大心拍が上がらない。計算上の最大心拍数は200くらいまで上がるはずなのだが全くそれに届いていない。心拍や呼吸が上がる前に筋肉の限界が来ているようにも思える。詳細はよくわかっていないが、原因を探り、解決していかなければならない問題だと思う。