武久です。
ついにやりました。レースは10周
クラス2 一位
今回は入念にアップし、並び順も前の方からでした。
作戦は前回と変わらずです。
「派手に走る。全力を出し切る。脚を残さない。完全燃焼。迷わずかける。」
マークすべき筑波大の選手が前情報で前日の練習がハードだったことを聞いていたのでチャンスだと思いました。敵はいない。
このコースは道路を横切るために下をくぐる小さいアップダウンがあるため、アタックにはこれを利用します。
1.下りの部分でバンクのかけ下ろしの要領で加速します。
2.平坦部分でスピード差をつけて一気に引きちぎります。
3.登り部分で、自分はスピードが乗ってて軽々登れますが、ここでアタックに 気付いた相手は登りなので追おうにも追えません。
足を使わずアタックが決まるのでお勧めです。このコースならではですね。シッティングで十分いけます。
レースがスタートして、3周目、予定より上記の方法で飛び出します。
半周位全力で踏んで後ろを見たら一緒に行く予定だったチームメイトが集団に阻
まれてついてきておらず、集団も元気そうだったんでいったん戻りました。
正直、つかまっても集団で回復していくらでも勝負できる自信があったので作戦を立て直すことにしました。集団に戻ることによって周りの選手を油断させることもできます。「こいつはもうだめだ」と。
何人かアタックしようとしますが、キレがなく集団を一時的にペースアップさせる材料にしかなりません。
6周目、そんな中飛び出した順天堂大の選手の走り方を見てると、大柄で上半身がぶれずにしっかりしていたため、協力して逃げようと思いました。
一回目と全く同じ場所で同じように飛び出して、一気にその選手に追いつきます。
交代しながら二人で残り4周を逃げ切ることに。
彼が前に出るとスピードが少し落ちたので、一騎打ちになっても勝機があると思いました。
ペースを変えながら後ろの集団との差をコントロールしながら逃げます。
そして最後のストレートでロングスプリントをかましてゴールです。
彼が脚がある選手で助かりました。また、チームメイトが集団をうまく抑えてくれたおかげです。
ここに来てようやく自分の走りを確立することが出来てきました。
強い選手は皆自分の走りを持っています。逃げ、スプリント、インターバル…etc
僕には憧れの学連の選手(今年卒業)がいるのですが、皆が「アイツは逃げたらやばい」ということを認識しています。集団から彼が逃げたとき「○○が行ったぞーーー!!!!」と声が上がります。僕もそんな選手になれるように努力します。
また、「勝つためにコースの地形を利用する」ということを自然にやっているのに気づきました。これはシクロクロスのおかげだと思います。コーナーもタイヤが滑る限界まで攻めれました。
次回からクラス1です。
今回のように脚だけで持っていくなんてことはできません。自分の武器と弱点をしっかり理解し、確実に結果を残していきます。通用する部分もあると思います。
大学競技生活最後の1年をクラス1で過ごすことができて幸せです。
皆から「信大の武久は強い」といわれるような選手になりたいです。
ありがとうございました。