無事研究室配属も決まり、四年に進級した元部長の武久です。
この前まで入学したばかりと思っていたらあっという間に残り一年となってしまいました。
私の代は大変恵まれており、実業団、高体連を含む経験者が3人入学し、現OBの方と共に大きな大会でもそこそこの成果を上げ、シリーズ戦においても大体賞状を持ち帰るという近年の中ではかなりの結果を上げてきた方だったと思います。
そこで、私は残り一年を私自身にとっても競技部においても最高の一年にすることが最後の仕事として残っているのではないかと考えました。
具体的には、部の為には後輩の教育、私自身では今までの学連競技生活のなかで最高の結果を出す、この二つです。
まず現在私の代より下の代の選手にはクラス2以上の選手がおりません。
したがって今年もその状態が続くと、インカレや学生選手権といった学連の目玉である大会に出場することが出来なくなってしまいます。
モチベーションを維持する上でも、このような大会への参加資格を保有しておくことは必須であります。
多キャンパスである故に、練習を見てやることもなかなかできません。
そこで今年はがんばってさぼっていた練習ブログを上げていくことにしました。
教えるのは不得手ですが、私は腐ってもクラス1ですので多少なりとも参考になる部分があると思います。
ですのでどんどん質問や、意見を僕にメールでもなんでもいいから送ってください。深夜に電話とかはやめてください。
ブログも書いてくれれば、それに対するアドバイスをコメントとして僕が書くこともできます。
うちはがんばるもがんばらないも自由な部として運営していますが、今の所はなんとか保持できているので、強制はいたしません。しかしやる気のある後輩もいるのでその子のためにやれることはしてあげたいと常々思っていることを覚えておいてほしいです。
また、私自身にとってですが、今の所「国立大の選手にしては」程度の成績しか残せておらず、集団でもそんなに目立てていないので、今年は国立大とかを考えずに、雑魚でも強豪選手のような振る舞いで強気な走りをして結果を出したいと思います。
トレーニングにおいてもこの四年間試行錯誤したトレーニングの方法の中でも一番良かった部分を組み合わせ、洗練したものを行っていきます。
まだ大会に出ていないので何とも言えませんが、脚色は悪くないです。
卒業した後に悔いが残らずドヤ顔をできるようにしたいですね。
最後に新入生へ。
自転車競技は思っている以上にとても厳しく、つらいです。トレーニングはとても苦しいものが多く、しかもそれを継続していかなければなりません。
うちは基本的には自主練をメインとしているので結果を出すためには自分にある程度厳しくなくてはならないし、捨てなければならないものがたくさんあります。
お金もたくさんかかるし、危険も多いです。
しかし努力の末に勝ちえた勝利や結果は、人生で味わったことがないほどうれしいものです。多分受験に合格するよりもうれしいのではないでしょうか。思わず勝手に体がガッツポーズを上げ、雄叫びを上げてしまうほどです。
学連のレースは賞品も賞金もでませんが(出てもしょっぱい)、そんなものいらないほどにうれしいです。ピナレロのDOGMAもらえるよりうれしいです。
皆さんそんな思いをしたいと思っているとおもいます。そのためにはたくさんのことを経験することが大事であると私は考えます。
よく「僕はロードがしたいから」といってロードしか乗らない子がいますが、トラック競技や、シクロクロス等のほかの競技にはお互いに「勝つための要素、ヒント」が含まれています。
例えばロードレースで勝つために必要な攻撃力、判断力はトラック競技で身に付きますし、コーナリングや集団内を自由に走れるテクニックはポイントレースやシクロクロスで身に付きます。
あまり「自分はこうだから」と決めつけずに、色んなことに積極的に参加してください。その経験は絶対何かの役に立ちます。
なので、もちろん強制ではありませんが、レース以外の部の行事にも参加してね。
ガイダンスで皆さんに会える日を楽しみにしてます。