信州大学 自転車競技部

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急遽決まった美鈴湖バンクでの記録会 下村

ブログは鮮度が命ということで帰宅早々書いています。経法学部三年の下村です。前回の信大自転車競技部ブログも僕のツールドかつらおのブログだったので2連続の投稿となります。駄文になってしまいがちですが、最後まで読んでいただければ幸いです。

 

記録会までの経緯

ツールドかつらおが終わってからロード練には一旦区切りをつけて去年からの目標であるトラックでのインカレ出場を目指しトラック主体の練習を行なっていた。7月に入ってから梅雨入りが本格的になり外での練習が難しくなるなかで、ジムでの筋トレや家でのローラーなどで出来ることをしていた。すると学連が8月9日にtrs第1戦を山梨で開催することを発表した。インカレ前での学連でのトラックの大会はこのtrsしか開催されないようであった。インカレ前に一度でもいいから基準を切るチャンスの欲しかった自分にとってはまさしく渡りに船であった。このtrs開催で練習に対するモチベーションが上がってくれた。7月5日のバンク練で初めてバトンとディスクを履いて1キロttを計測してみたところ、ベストタイムを4秒近く更新する1分12秒7が出た。1キロttのB基準は1分13秒を切ればいいので練習での手計測ではあるが、基準切りを達成できた。このことは大きな自信につながった。残り約一ヶ月で死ぬ気で練習すれば必ず基準を切れると思っていた。しかし、7月18日に学連はtrs第1戦を中止することを発表した。おそらく関東方面での新型コロナウイルス感染者の増加を受けてのことであると思う。これで今年のインカレ出場への道は断たれたように思えた。その発表のあった次の日、つまり今日7月19日は美鈴湖バンクで長野県の高校生を対象にしたトラック競技の大会が予定されていた。この大会はインターハイが中止となってしまった代替措置としての大会である。自分たち信大競技部の人間は、この大会のサポートとして参加する予定であった。trs中止の発表を受けた我々トラック班はこの高校生の大会になんとか参加させてもらい、記録をとってもらうことを大会の責任者の方々にお願いをした。中止の発表を受けて参加のお願いの連絡をしたのが夜8時過ぎだったのでダメ元でのお願いであったが、返答に応じてくださった。返答としては走らせてはもらえるが、それが公式の記録として認容されるかどうかはわからないということであった。十中八九無理かもしれないが一縷の望みにかけて前日の夜を終えた。

 

記録会当日。

役員打ち合わせの時間の前に、大会の責任者の方に信大競技部も参加させてもらえるかお願いしたところ公式記録として参加させてもらえると返答していただけた。自分はおそらく無理だろうと思っていたので急なインカレ出場のチャンスが舞い込んできた形となり、緊張し始めた。信大競技部として参加するのは自分と秋山と阿部の3人である。このうち阿部は1キロttでのa基準切りを目標に、自分と秋山はハロンと1キロでのb基準切りを目標に記録会に臨んだ。自分はハロンは苦手であり、基準を切るとしたら1キロttで切るのが順当だろうと思っていた。秋山はハロンの方が得意であるようなのでディスクホイールは秋山に履かせて自分はフロントをバトンで走ることにした。1キロのことを考えれば、あまり足を使いたくなかったが、もしハロンで切れれば良いに越したことはない。自分は秋山の後に出走したのだが、先に出走した秋山は余裕をもって基準切りを果たした。秋山のハロンの結果は自分にとってプレッシャーとなった。前半の入りは悪くなかったが、後半に垂れてしまい結果は12秒272であった。それまでのベストが12秒5であったのでベストの更新はできたが、基準を切ることは出来なかった。ハロンが終わってから約40分後に1キロttの計測の予定であった。この間にディスクを秋山から自分のに移してハンドルをttハンドルに変えてといった作業に、焦りからか思いの外てこずってしまった。準備ができたのが出走の10分前ほどになってしまい、気持ちと身体を整えることが出来なかった。出走の2、3分前になると自分でも驚くくらい緊張していた。気持ちを落ち着かせようと何度も深呼吸したが心拍が常に上がりっぱなしであった。いよいよ自分の番になりカウントに合わせて出走した。最初のコーナーにかかるところで加速しなければならないのだが、緊張からかいつものような力が入らなかった。1分12秒7を出した時は一周目で全力で加速してひたすら耐える走りができていたが、この時は最初の加速がうまくいかない時点で確実にタイムが出る走りではないだろうと思っていた。ラスト半周の時点でかなりキツくなり根性で踏み回したが、垂れてしまった。記録は1分14秒927でベストより2秒以上も遅い結果となってしまった。

 

今回の反省

今回自分は初めての記録会となったが、はっきり言って良い結果ではないと思う。ハロンはベストが出たとはいえ、美鈴湖バンクという好環境での記録であり境川などのバンクでは0.3秒は下がると考えるとまだまだ基準切りには遠いだろう。肝心の1キロttは緊張でほとんど力が発揮できなかった。以前の自分は記録会は練習と違って足のある状況で走るのだからベストが出て当たり前だと思っていたが、そんな都合のいい話ではなかった。基準切りを目指すのであれば最低でも1分11秒台を練習で出せていなければ本番での基準切りは難しいだろうと感じた。

今回の記録会で自分と同期の秋山はハロンでの基準切りを果たし、インカレ出場を確定した。おめでとう。お互いに切磋琢磨してきた(向こうはそう思っていないかもしれないが)仲間が目標を達成できて嬉しく思う反面、自分も負けていられないという気持ちが強くなった。今年のインカレ出場は難しいかもしれないが、8月の下旬に山梨か群馬あたりで記録会があるかもしれないとのことなので、今回の反省を生かして頑張りたい。

 

また、今回のこちら側の無理なお願いを受け入れてくださった大会関係者の方々、本来の参加者である高校生選手のみなさん(特にハロンと1キロの時にバトンホイールを貸してくれた飯田風越の柴田君)、大会サポートの方々、本当にありがとうございました。

 

小ネタ

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1キロ終わった後にせっかく3人いるのでチースプをやろうということになったのだが、なぜか1キロのタイムが一番遅い自分が3走をやることになった。この写真ではうまく行っているように見えるが案の定自分が2走から切れてしまいほとんど自分の丸ハン1キロとなった。どう考えても俺が2走で阿部が3走だろう…😭

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このリザルトはこちらから無理をいって急遽用意してもらったものである。そのためなのか大学名が少しおかしなことになってしまっている。信州7大学とは一体なんだろう🤔