信州大学 自転車競技部

信州大学自転車競技部のブログです!はてなダイアリーからはてなブログへ移行しました。日々の練習、試合レポートなどを綴っていきます!

いろいろあった2020年@井上

 

めっちゃ久しぶりにブログ書きたいと思います。井上です。

 

思えば、最後にブログ書いたのは1年前の袋井か?2020年はいろいろありすぎてなんか一瞬で時が過ぎたな〜。時間経過で示すと

 

2月2日 期末テスト前日にチャリ乗って帰りに左折巻き込み事故に遭って救急車に初めて乗るっていうね、、結局左肩剥離骨折っていう大変なことになったわけですよ。シーズンに向けて調子上げてたこともあってめっちゃ萎えたな〜あのときは。

 

2月2日〜3月18日 実家帰ってずっと整形外科通院と地元の友達と遊んだりしただけ

あとリドレーは事故車になったので、損害賠償金50万でドグマよりグレードが1個下のピナレロプリンスfxを納車

 

3月19日からチャリ乗り始める。その時はじめて外でピナレロ乗ったんだけど速さに感動したな〜。バイクの速さに自分の身体がついていってない感じ。なんか1ヶ月以上ぶりに乗ったのにV坂のタイム更新したし、カップも取ってた笑笑

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そのあと調子乗って1週間後に150kmぐらい乗ったら案の定膝を壊すっていうね。正直左肩にまだ痛みが残ってた状態で乗ってたし、全く運動してなかったから身体がクソ硬くなってたんだよね。左膝の外側が痛かったからおそらく腸脛靭帯炎。そのあとはチャリになんとしてでも乗りたかったからストレッチと筋トレを頑張ったな〜。あと西谷さんにフィッティングもしてもらった。結局2回フィッティング受けて、筋トレとストレッチのやり方教えてもらったらそのあと一気に膝の痛みが消えた。さすが西谷さん。ほんとに膝痛で悩んでる人は西谷さんにフィッティングしてもらったほうがいいわ笑

 

その頃コロナがひどくなりはじめた時期で実家にいたから信州に戻ることが不可能になったわけね。あとコロナのせいでほとんどのレースが中止か延期。でも正直言うと、これから調子を戻そうとしている自分には都合が良かった。そのときの調子だったら6月の御嶽でクラス2に上がるのは不可能だったからね。結局、美ヶ原も乗鞍も中止になり、みんなモチベ落ちてたけど、自分はチャンスだと思って頑張って練習した。東京は練習環境は悪いけど、練習相手はたくさんいるからモチベは下がらない。

 

4月〜5月 コロナがやばくてみんな外出自粛してた期間だね。小松とか加藤とか石井とかその他多摩学連民は自粛という言葉を知らなかったね。バンバン多摩学連民と走ったわ。でもそれのおかげで短い坂のパンチ力が半端なくついた気がする。

 

6月 おはさいが始まったので初めて行ってみた。おはさいは水曜朝5:00に矢野ローに行けば多摩の速い人たちとかjproの人たちと走ることができる滅多にないいい朝練。一人で行く勇気はなかったから、荻野さんと久保田さん筆頭とする夜尾根隊の人たちと多摩学連民と参加することにした。めっちゃきつかったけどこりゃ確実に速くなるわっていう強度。めっちゃいい経験になった。正直このときには結構調子戻ってきてて1分10倍も出せた。

 

6月28日 ツールドかつらお

 おはさいとか東京での短い坂でのアタックに練習のおかげで短時間高強度にとても自信がついていたのでツールドかつらおはめっちゃ楽しみなレースだった。

 でも当日はあいにくの雨☂️、、みんなピリピリした状態でスタート。ローリングにも関わらずみんな前に出ようとする。なんでこんな細い山道の下りでしかも雨降ってる状態で前出ようとするのか?理解ができない。そして、一番恐れていたことが起きたね。後ろから前に上がろうとした人のハンドルが思い切り自分に当たって、バランス崩して落車。

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↑自分の落車シーン

 

擦過傷の中では今までにないひどい怪我だった。狭く深い傷を二箇所。一つは右肘、もう一つは右腰〜右横腹あたり。傷が深すぎたので、レース後福島の救急病院で診てもらって応急処置を受けた。縫うような傷ではないと診断されたものの、1週間たっても一向に傷が怪我したときと全く変わらない状態で心配になったので、松本で形成外科に行った。そしたらこれは縫った方がいい傷だよと言われて手術になった。全くあの救急病院やべーな。まあ救急で小児科の担当に診てもらったからしょうがないか。手術から1週間は激痛との闘いだった。寝れないし辛かった。本気で自転車一生乗らないと思ったレベル笑 

でも1週間過ぎたらパッと痛みが消えて傷も治ってきた。痛みが消えて乗れるってなったらすぐにチャリ乗ったね笑 やっぱり自転車は麻薬だわ。

 

そのあとやる気回復したけど8月中旬ぐらいに高ボッチで落車。これまた結構ひどい傷だった。さすがにここまで落車続くと萎えるね。

そのあとレポートと実習で忙しくてまたしばらく乗れずちょっと調子落とした。

 

これはまずいと思って9月はめっちゃ乗ったね。小松とか成蹊とも合宿したし、たわしとれーととも合宿した。たわしと地蔵峠行ったときが一番調子良かった気がする。地蔵峠で33分228w出したときだね。このときは5.1倍ぐらい出てた。茶臼山も初めて登って14分切ったし、とにかく調子が良かった。

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↑小松成蹊合宿 中房温泉

 

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↑33分228w 体重45kg

 

9月26日 富士ヒル

まあレースっていうより記録会だったね

荻野さんと加藤と回そうって約束してたけど、荻野さんが序盤6倍で踏んでくから加藤と一緒に千切れる。そのあと淡々と加藤とローテ回して荻野さんに追いつこうとしたけど無理だった💦 荻野さん速過ぎるわ。単独で1時間5分は。

結果1時間6分でゴールド届かずだった。まあ2人で雨で寒い中回してこのタイムなら、レースであれば絶対ゴールドはいけると思う。

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10月4日 箱ヒル

今シーズンようやくしっかりとしたレースが箱ヒルだった。まあかつらおは散々だったからね。箱根ヒルクライムのコースはターンパイクを走る約13km平均7%のコース。でもこの数字は詐欺で最後の3kmはほぼ下り。始めの10kmは平均8.4%らしい。クラスは一番上のカテゴリーチャンピオンクラスでエントリー。

 

レーススタート直後はバカみたいな速度で駆け上がっていく。え、これ10%の登りなのかなと不安になるレベル。パワー見たらずっと300w超えで思わず笑ったわ。はじめの2kmトップの集団についていって、パワーを見ずに走ったらその後どんどん失速。後ろから何人に抜かれたことか。ZWCのあべき君に「あれ、井上君?頑張って👍」って言われて抜かれたのめっちゃ鮮明に覚えてる笑 それよりもショックだったのはね、、たわしと樫木さんに抜かれたことですよ!!なんかでかいのきたよと思ったらたわしだし、女の人いるし、普通にペース速いし、あのとき千切られたときの感情は忘れないわ😢

結果、チャンピオンクラスで順位は下から数えた方が早く散々な結果だった。でも学んだことも多かった。チャンピオンクラスは異次元であること。あれについていかないとヒルクライムレースでは勝てないこと。ついていけるようになるまでは絶対自分のペース配分を守った方がいいこと。なんだかんだ始めのペースがエグかったおかげで10分パワーと20分パワーは更新した。

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そういえば、この箱根のレースで初めて小塚さんの上司の野畑さんに会った。案の定めっちゃ細かったし、クソ速かった。一瞬にして千切られた笑

その他にもたくさん知り合いに会って楽しかった。牛尼くんとか大工の山岡さんとか後藤とかVIGOREの人たちとかね。牛尼くん年代別優勝42分台は速過ぎるわ😅 山岡さんは髪色が派手なイメージだったけど、黒髪に戻ってた。結局女子ウケがいいのは黒髪だよね、、

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↑VIGOREの人たちとの写真

 

ヒル終わったら次は本番の御嶽ということで調子を上げていくべきところなんだと思うんだけど練習相手がいなくてあまりモチベは上がらず、まずいと思って、下村とか長谷川さんを誘ってとりあえず乗る。御嶽前はとりあえず30分の登りを登りまくったね。

 

10月31日 御嶽TT

HC前日の刺激入れ

体重45kgかつ普通のロードバイクでクラス3 21位は頑張ったでしょ。なんだかんだで20分5倍も出てたし、満足。

樫木さんとも初めて喋った。体重のこと言ったら女子でも45kgはいないと言われた。箱根で負けたので、明日のHCではリベンジしますとだけ言っといた笑 なお、TTでは敗北。

 

11月1日 御嶽HC

当日の天気は晴れ、割と気温も高く、少し風が強いというコンディションだった。装備は初めはベースレイヤーの上に半袖ジャージ着て半パングローブありで登ろうと考えていた。しかし、スタート地点に下山後、日が当たると思ったより暑く、これは半袖半パンノーグローブで行けると思い、ベースレイヤーとグローブは荷物預かりの車へ放り込んだ。やっぱり動きやすくて軽いのが一番パワー出るからね。

 

↓目標と作戦

目標:とりあえず5番以内に入り昇格。昇格が一番の目標なので、はじめバカみたいに飛ばす集団について行って失速はとにかく避ける。

作戦:箱根でのペース配分ミスの反省からとにかくペースで登ることを意識し、たわしや加藤、長谷川さんとか脚の合う人を見つけて引っ張ってもらう。

 

スタートに並ぶと前には首都大の橋本、両となりには新潟食料の畑山くんと日大の人がいた。

畑山くん「3週間ほぼ乗ってないんで今日は楽しみます。(日大の人指差して)彼めっちゃ強いですよ。富士ヒル年代優勝です。去年僕が2位で、彼が1位でした。」

俺「おい、、マジかよ......。学連クラス3は隠れて強いやつが何人いるんだ、、」

日大の人「最近全然練習してないんでダメです。」

心の声:こいつらの言葉は信用していいのか?

 

スタートが切られると、案の定、バカみたいに飛ばしていくやつが何人もいた。畑山くんと日大の人と橋本も一気に駆け登って行った。でも、自分はとにかくそれに流されず、パワー見て淡々と踏んでいく。でもやっぱりそうするのが正しく、1kmちょいでどんどんみんな後ろに下がってきた。これはいけると思い、少しペースを上げて前の集団を追う。はじめにパスしたのは畑山くんと数人の集団でこれで畑山くんをパスしたからライバルが1人減ったぞと少し喜ぶ。そのあと先頭集団から降りてきた加藤に追いついた。普段の加藤とは大分様子が違くて辛そうだった。調子が悪そうだったので、そのままパス。そのあと、長谷川さんに追いつき、これもまたパス。この時点で辛くもないいいペースでまだ踏める状況だったので、調子はかなりいいと感じた。そのあとも何人も追い抜いて、御嶽で2番目ぐらいに勾配がきつい直線の道に差し掛かる。これもまた260wぐらいでいい感じに踏めていた。そのとき、後ろでハァハァ行ってるやつがいて、うわー誰か追いついてきたな、、さっき追い抜いた岐阜の高校生かなと思いきや、まさかのたわし‼️

心の声:え、スタート直後に千切ったはずだよなぁ、、?え、ペース上げて追いついてきたの?

俺が垂れてる訳じゃないはずだし、、

いつもたわしは追いついてくるわ。箱根のときもそうだった。ハァハァ声が聞こえると思ったらたわしだよ、、

 

たわしの後ろにはも1人いてさっき抜いたはずの一橋の福島さんだった。そのあとこの3人で走っていくと、前に2人の鹿屋の人が垂れていたので追いついた。でも追いついたあとずっと俺とたわしにツキイチしてたっぽくて、ゴール前2kmほどでアタックされて千切られる。風も強かったし、もう少しこの鹿屋の選手たちを風除けに利用すればよかったと反省。そのアタックで福島さんにも置いてかれ、たわしも千切れたので、1人になったが、もうすでにゴール手前だったので、かなりこの時点で息上がってて辛かったけど踏ん張った。

ゴール手前には下村と石井がいて、

下村「いけるいける!」

石井「井上!橋本の次だぞ!2位、2位!」

この声聞いて最後の登りは爆上げできたね。

めっちゃ頑張れた。ありがたい。

 

ゴールの90度コーナーは砂利が浮いていて危ない状況だった。そこに作新の人が思い切り突っ込んでいってて案の定落車寸前だった。でもそれで失速したので最後にその作新の人抜いてゴール。橋本には追いつけなかったが、その時点で昇格は確信した。

 

↓結果

クラス3 3位/44人出走、総合19位/88人出走で念願のクラス2昇格!!!

橋本がクラス3で1位かと思ったけど、実際には上に1人いて日体大の比嘉さんって人だった。アンディの次は速すぎるね、、学連化け物多すぎ。

 

表彰台に乗れたし、3年かけてようやく昇格できた。得意のヒルクライムで昇格できたのも嬉しかったし、何より落車だらけで調子落としまくってた今年の最後のヒルクライムレースでいい結果を残せたのはとても嬉しかった。

あと、箱根で負けた樫木さんとたわしに勝てたのは何より最高だったね😆笑笑

やっぱり登りはペースってことを証明できたからな!!!

畑山くんには1年の美ヶ原ぶりに勝った気がする。富士ヒル年代別1、2位コンビの畑山くんと日大の人が練習してたら表彰台には上がれなかった気がするから助かったわ、、😅

やっぱりどんなに才能あっても練習はしないとね、、🤔

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↑3位表彰台

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↑賞状

まあこれでクラス2にも昇格できたし、来年はインカレにも出れるということで、院試や卒業研究で忙しくなると思うが、インカレに向けて出来る限りの練習はしたいと思う。

 

こんなふうにいろいろあった2020年だったけど精神面でも身体面でも強くなれたいい経験をした年だったと思う。最後に、ここまで練習頑張れて、強くなって昇格できたのも全部仲間のおかげだと思ってる。東京で一緒に練習してくれた小松+多摩学連民、夜尾根の人たち、信大競技部+信州で一緒に走ってくれた人たち、その他のストラバガチ勢には感謝感謝!!笑