信州大学 自転車競技部

信州大学自転車競技部のブログです!はてなダイアリーからはてなブログへ移行しました。日々の練習、試合レポートなどを綴っていきます!

神宮クリテ@秋山

 

まずはじめに、こんなことを書くと怒られるかもしれないが去年のラストレース神宮ではじめて入賞し、いい形で一年生を終えたので二年生で昇格もワンチャンあるかもと思った矢先に老害にはねられ、その怪我が治って新車を買い、信大合宿でクラス1のお二人と一緒に走り、ケツまで押してもらって(これは自転車乗ってきた中で一番楽しかったし嬉しかった)これならもしかしたら本当に昇格できるかもと思った矢先に再び全てをぶっ壊され、この一年を無駄にしたのはこいつらのせいだと思わざるを得ない。僕は基本的にネガティブ思考なので何かあると立ち直るのがとても遅い。これがメンヘラなのかな?来年度以降は頭のおかしな奴に絡まれないことを切に願う。

レースに参加どころか集団に入ることすらなく終わった川島クリテから一週間、がっつり練習するわけでもなく明科クリテで一日だけ練習してあとはサイクリングしたりで過ごした。実家の生活環境が不安定ということもあるが…

火曜日に松本に戻り、木曜日の夜中に再び中田号で帰省。レース当日の日曜日は到着すべき時間を読み誤り、ヘルメットを家に忘れるなどドタバタしていた。試走の時にヘルメット貸してくれたれーとありがとう。

出走は3-Bで去年と同じ阪大ダイゴさんと同じ組に。今回は前からスタートする予定だったが並ぶときに強引に割り込まれ、張り合うのも嫌だったし去年の経験的に問題ないと思ったので後ろへ。神宮はコースが全体を通して広いのでどこからでも上がっていけるから他のクリテよりだいぶ走りやすい。1周目は様子見、たぶん3、4周目でアタックがかかるだろうからそこまでは前キープで安全にいきつつ動きがあれば乗ろうと思っていた。去年は落車が自分の周りではなかったので180度コーナーは意外と安全だと思っていたが今年は違った。毎周回のようにガシャガシャ音が聞こえるし、一度は自分のすぐ横で落車が起こっていた。更には「俺クイック開いてねぇ!?」とか言ってるやつもいて、そいつは本当に後輪のクイック全開で走っていた。こっっわ。

2周目だろうか…?180度コーナーをがっしゃんがっしゃんいってるのを聞きながら抜けたあと、東海が一人アタックのような動きを見せたのでとりあえずついていくと、今年コースが変わった鋭角コーナーで後ろと少し差が開いたような気がした。ので踏んでみた。すると東海は集団に戻り自分一人だけ飛び出す形になってしまった。勝ちを狙いに行くなら当然一人になったと気がついた時点で戻るべきだった。しかし今まで思考停止でついていくだけでまともにレースを走った経験もほぼなく、どちらかというと単純、悪く言うとバカな僕はそのまま踏み続けたので逃げのような状態になってしまった。あーこれやっちまったかなと思ったが他大の選手から一人短距離のオバケがいると聞いていたので、スプリント勝ち目ないからいいかと言い聞かせた。一人で走っているときは実況で名前を呼ばれているのが聞こえたし、沿道でも多くの人が応援してくれたのでキモチェって感じだった。多分今までで一番応援してもらえた。走り終わったあとも拍手してくれてる人が割といた。(自分にしてくれてたのかはわからんがね…)しかしこの練習量と後ろの面子で3周も逃げ切れる訳がなく、最終周180度コーナー直前まで泳がされ吸収された。

正直足はもういっぱいいっぱいだったがまだ食らいついていくメンタルは残っていた。しかし180度コーナーで黄色のラインが入ったジャージの選手(3回落ちた第一志望だった学校…)がフラフラしてるのに押し出されて失速し、ほぼ最後尾まで落ちてしまった。あ、これ転ぶやつだと思ったが法政が肩を当ててくれたので転ばずにすんだ。ここであ、オワリや、と思った。まぁこれがなくても入賞は無理だっただろうけど、こいつがいなければ…と思った。そのまま集団を追いかけて20位でゴール。去年運良く5位だったことからはだいぶ遠い結果に終わってしまった。f:id:soreikeshindai:20200224151352j:imageライブ配信より 撮影シモカ


f:id:soreikeshindai:20200224151500j:imageサイクリング長野さんより拝借しました…いつもお世話になっております。

正直な話、唯一入賞できた神宮クリテでもう一度入賞を、と密かに狙っていたので自分のバカさで失敗に終わってもったいないことをした。走り終わったあとにばかでしょ、と言われたが西部先輩は優しいので自分から動いた経験はためになると言ってくれた。それはありがたかったのだがやはり一番チャンスのあるコースでのレースを自分から捨てたのはバカだった…

自分は公務員を目指すつもりなのでおそらくこれが最後の神宮だったであろうことも考えると尚更バカなことをしたと後悔している。前に出ても退くという選択肢が浮かばず、自分なりにレース前に考えていたことも忘れていた。この思考力、決断力の欠如は経験不足にもよると思うので残り少ないレースはしっかりレースに入り、思考を止めずに集中する、ということを目標にしたい。

来年のインカレは今のところ阿部一人しか出場権がない。先輩方は全員といっていいほどインカレに出ていたのに。では自分はと考えるとどちらかといえばトラック競技の方に可能性があるのではないかと思う。とは言ったものの基準を切る自信は全くない。団体競技の練習のことも考えるとタイムリミットまでほとんど時間がない。阿部や兼平さんに協力してもらいつつB基準を切れるように努力する。幸い3年前期は学校は割と余裕がありそうで…

四年生の先輩方はこれでラストレースということで、自分らの代が入学したときの主力というか、0から教えてくださった主将の代の先輩方が引退する前に一つも結果を残すことができなかったのは申し訳ないし残念に思う。偏に練習不足である、としか言えないので残り半年できる限りのことをして結果を残したい。今までご指導ご鞭撻ありがとうございました。堀江さん、小林さん、応援しています。

まずはツール・ド・淡路を無事故で乗り切り、ニート下村が埋められない差をつけようと思う。