信州大学 自転車競技部

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トレーニング方法:一年生向け(武久)

武久です。

大変ご無沙汰しております。

今日は、そろそろ基礎体力がついてきたであろう1年生(もう春休みなんで次の2年生ですね)にさらに効率的にレベルアップするためのトレーニング方法を記載したいと思います。


あまり専門的なことを説明しだすと、本が一冊出来上がるので、簡単に方法だけ。


皆さん、「心拍計」はお持ちですか?
心拍計とはその名の通り心拍数を測るためのものです。
心拍計に表示される値は、リアルタイムの1分間の心臓の鼓動の数を表しています。

この数字を見ることによって自分がどれだけ今追い込まれているか、個のスピードをどれだけの間維持できるのかがわかります。

レーニングには負荷が一定のローラー台を用います。


ここでは僕が主に行っているトレーニングのうち基本的な2種類を紹介します。

その前に「最大心拍数」について述べておきます。

最大心拍数は文字通りで、自分の心臓の鼓動の1分間の最大の心拍数です。

これが出ているときは相当しんどい状態で、心臓が体に血を送る量が最大、つまり酸素の供給量の最大、いわゆる有酸素運動の限界強度です。

個人追い抜きや、ラスト数キロ逃げるときなどはこの時の力が物を言いますね。


<1>メディオ
大ざっぱにいうと気持ちずっと維持できるスピードの限界での強度での練習。

心拍でいうと最大心拍の75〜85%位。(大学生で160前後)

ローラーで10分から20分くらいスピード一定でやる。

スピード(強度)一定で行うと心拍はだんだん上昇してきます。

心拍よりも強度を維持する感じでやってみましょう。

10分〜20分を2回以上。

この強度での実走のスピードが平地で38km/h位のるとまあまあ。


<2>ソリア
有酸素運動の限界
最大心拍の85〜95%位
5分間とかやる。
調子が悪いと完遂できません。きついです。
実走だと40km/hオーバー。
45km/h位出せたらいいと思う。




かなり簡単に書きましたが、これを組み合わせてコツコツやっていくと確実に強くなります。

かなりつらいトレーニングなので、最初は一本もまともにできないかもしれません。まず慣れることが大事です。


ただし、これだけをやっていてもレベルと高いレースで勝てるわけではありません。これは勝つためのトレーニングではなく、あくまで生き残る、勝負する権利を得るためだけのトレーニングですので、実走で、スプリントなどの相手を突き放すトレーニングをしないと勝つことはできないと思います。
要はこれだけでも強くなるけど、これだけだと勝てないよ。というお話。

めんどくさいのでここで終わります。

あ、あと、これやってる時はフォーム崩しちゃだめだよ。